ペイントでもロゴ作成ができる?外注するときに使えるかも解説!

ロゴ作成をするときにペイントを使えるかどうかが悩んでいる人もいるでしょう。無料で使えるソフトとして標準でインストールされているので、ペイントで済ませられるなら高いソフトを買わなくて良いからです。

この記事ではロゴ作成をペイントでもできるのかどうかをまとめました。外注するときに使えるかについても詳しく解説します。

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結論としては、ペイントを使ってロゴ作成することは可能です。ただし、クオリティについて納得できるかどうかはスキル次第です。ペイントは絵を描くための最低限の機能を揃えただけのシンプルなソフトウェアなので、高度な画像編集をすることはできません。

写真加工などにもあまり向いていないソフトなのは確かです。しかし、絵を描くことができればロゴ作成はできます。ロゴ作成に生かせる機能も搭載されているので、シンプルなロゴを気軽に作成したいときにはペイントを使ってみましょう。

ペイントでロゴ作成に使える魅力的な機能は3つあります。ペイントはフリーハンドで線を引いたり、枠で囲った部分を塗りつぶしたりすることができるのは知っている人が多いでしょう。色も自由に選んで塗りつぶせる機能は持っています。

この他にロゴ作成で使える3つの機能を詳しく見ていきましょう。

ペイントには文字入力機能があります。フォントの種類とサイズを指定して文字を画像として入力することが可能です。インストールされているフォントならどれでも利用できます。新しいフォントをインターネットからダウンロードしてきてインストールしてロゴ作成に使用することもできるでしょう。

太字や斜体、取り消し線などの基本的なことは一通りできるため、文字を挿入するだけならペイントで十分です。ロゴはエンブレムとテキストを組み合わせて作成したり、文字だけで仕上げたりすることがよくあります。特に文字ベースのロゴを作成するときにはペイントだけでも簡単です。

ペイントには図形挿入機能があります。ペイントの図形とは直線や曲線、四角形や楕円などの基本的な図形だけを指すわけではありません。矢印や星マーク、吹き出しなども搭載されています。枠線を入れる形で図形を挿入できる仕組みになっていて、サイズも線の太さも変更することが可能です。

例えば、キャラクター画像をペイントで読み込んで、吹き出しを付けて中にテキストを入れたら、キャラクター系のロゴができるでしょう。文字に楕円で丸を付けて目立たせたり、塗りつぶした楕円の上に白抜きでテキストを入れたりする工夫も可能です。

このように図形を組み合わせればシンプルなデザインは比較的簡単にできます。

ペイントでは回転機能も利用できます。

選択した部分を90度や180度回転させる機能で、ロゴ作成では文字や図形を横向きにしたい、逆さまにしたいというときに活用する機能です。例えば、ゲームタイトルの一文字を逆さまにしてデザインしたり、裏ゲームが搭載されているときに「裏」という文字を逆さまにしてロゴテキストの頭に付けたりする工夫ができます。

シンプルな画像加工技術なので汎用性が高く、アイデア次第で魅力的なロゴを作り上げることが可能です。

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ペイントだけでロゴ作成をするとクオリティが悩みになることが多いのは事実です。特に日本ではクオリティの高いロゴが増えているため、細かいところまで作り込んだロゴにして競合に勝ちたいという希望が強いでしょう。

その場合には高度な画像編集ソフトを使用しているデザイン会社やデザイナーに外注するのが効率的です。外注するならペイントを使う必要はないと思うかもしれませんが、ペイントを使うかどうかによって仕上がりにかなり違いが生まれます。

ロゴ作成を依頼するときにはペイントでイメージを伝えるようにすると、打ち合わせもスムーズに進むようになるのでおすすめです。ロゴのコンセプトを言葉で伝えたとしても、なかなか相手とイメージを共有することはできません。

言葉で説明した内容からデザイナーや営業担当者がイメージしたことと、依頼主の自分がイメージしたことには差が生じます。このギャップがある影響で、外注すると理想的なロゴができないという不満が出てきてしまいがちです。

しかし、ペイントで原案を用意すればイメージのギャップを埋めることができます。例えば、ロゴに使用して欲しいテキストについて、ユーザーが温かみを感じるようにして欲しいと伝えても漠然としていてイメージの可能性は無限大です。

オレンジなどの暖色を使えば良いのか、丸文字で柔らかさを出したら良いのかといった形でさまざまな可能性を考えられるでしょう。しかし、丸文字のフォントで描いて示すと具体的なテキストのデザインを想像しやすくなります。

丸文字を使ってもっと温かみを感じるテキストにして欲しいといった説明を添えるとイメージを共有できるでしょう。このようにイメージの共有のためのツールとしてペイントは簡単に使えるので活用する価値があります。

ペイントを使ってロゴ作成を依頼するときには、原案のクオリティにこだわらないのがコツです。イメージさえ伝われば良いというスタンスで作成すれば十分で、細かいところまで作り込む必要はありません。

また、手書きでもイメージを伝えることはできるので、ペイントを使うのとどちらが良いかをよく考えて決めましょう。全体のレイアウトを伝えるだけなら手書きの方が簡単です。しかし、ペイントを使うとフォントを使用して表現したり、図形や色を使ってイメージを伝えやすくしたりすることができます。

特にブランドカラーなどの色を決めるときには、「青」と言ってもライトブルーや群青色などのさまざまな「青」があるので誤解が生じがちです。ペイントで示すと具体性があるので問題になることがなく、色の使い方のイメージも共有できます。

シンプルなロゴ作成ならペイントの機能だけでも十分にできます。文字や図形を挿入できるだけでなく、回転させることも可能だからです。素材になる画像を読み込んでベースにすることもできるので、簡単にロゴを作りたいならペイントを使ってみましょう。

外注するときにもイメージの共有ツールとして活用すると、クオリティの高いロゴを作ってもらえるようになります。